大学3年生の頃、僕は某岩盤浴施設でバイトをしていました。
志望動機は岩盤浴に興味があったからです。
当時週3で温泉に通っていた僕は、温泉施設が大好物。
どうせバイトするなら温泉施設で働こうと前から決めていました。
しかし、そのバイト先がまぁブラックだった…
僕はまだ岩盤浴の闇について知らなかったんです。
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岩盤浴施設に来るのは男性客は6割が強面お兄さん
まず、淡い期待を崩しておきますが、岩盤浴といっても混浴にあえて入りにくるお客さんは数少ないです。
岩盤浴は着衣で入室しますが、ちゃんと女性用と混浴に分かれています。
混浴というのが僕らにとっての男湯であり、女性は好んでこっちの世界に足を踏み入れては来ないんです…
その理由として最優力であろうものは「男性客の6割は強面お兄さん」という点です…笑
岩盤浴ってのは着衣で楽しむものなので、他の人に素肌を見られることはありません。
しかし、脱衣所では見えてはいけないものが普通に見えているもんなんですよ…
和柄、ゴリゴリの刺青です…
「ガタイの良いお兄さんが入ってきたなー」って思ったら、結構な確率で彫が入ってます💦
まぁ、そういうお兄さんこそ実は優しかったりするんですけど、ちゃんと筋を通った接客をしないと「あのな、兄ちゃん…」って会話が始まります…笑
汗だくで接客しないといけない
岩盤浴は汗をかきにいくところです。
お客さんとして行く分には何の問題もない、出れば出るほど得した気分になりますね…
ただ従業員として働く場合は、なかなか大変だったりします。
岩盤浴施設では玉状の薬石を使用しています。
熱した薬石に天然温泉水をかけ蒸気発生させるわけですが、蒸気を循環させるためには薬石をかき混ぜないといけません。
天然温泉水を撒いてかき混ぜる、それを高頻度で長時間やるためにめちゃくちゃ汗をかきます。
かき混ぜる要員とフロント要員を分けてくれればいいんですが、ここのお仕事は業務全般、汗かいた状態でフロント業務を行います。
汗だくだくのままお客さんと接したくはないですよね…
廃棄を出したら自腹
ドリンクやソフトクリームなどを作る際、やはり誰でも1度はミスをします。
しかし、ミスしたものは自腹で買い取らなくてはいけません。
正直、こんな職場は初めてでした…
ソフトクリームなんてある程度慣れが必要です。
慣れるまで自腹で払い続けるとか、どう考えても正気の沙汰ではありません。
この事実を知ってから、僕の心は揺れ動き始めます。
サービス残業は当たり前
営業は深夜1時に終わるんですが、それを過ぎた瞬間から一切給料は発生しません。
1時まではお客さんがいるので、「そんな状態でガッツリ閉めはするな」という指示があるにも関わらず、営業時間終了と同時に店を閉められないのは創意工夫が足りないからと言われます…笑
お客さんが帰ったら翌日の営業のために薬石を馴らしたり、脱衣所の清掃をしたり、休憩所の掃除機掛けや駐車場のゴミをするんですが、それも創意工夫がないで片づけられてしまいます。
店長自身もそれをおかしく思っていながらも上からの指示として実施していたようで、色々な制約やストレスがある中で、突如胃が破裂して入院する事件が起きました。
ここで迷いは確信へと変わり、辞めようと決意しましたね…
クレームに対しお客さんと部長に対し、謝罪を命じさせられた
浴室の温度を高める際、天然温泉水をかけ薬石を馴らす工程で、どうしてもお客さんに多少お湯が飛び散ることがあります。
ですから、お湯をかける際は一声かけ了承のもと馴らしていくんですが、その際少しばかり飛び散った湯が不快だったようでそれがクレームになりました。
僕自身も岩盤浴を利用する身として、その辺は特に気を使って仕事はしていました。
それがクレームになったことはまぁ人間のやることなので仕方ないですが、それをバイトだけに謝罪させるという社風が「ヤバいな…」って感じたわけです。
お客さんに対する謝罪ならわかります。
店長同伴なら僕に意義も伝わります。
でも、なんで部長にまで謝罪しないといけないのかはほんと謎ですよ…
部長が単なるアルバイトのために、貴重な時間を割いてくれるのは非常に有難いことです。
ただ、その理由が組織の重役に粗相を行ったからというのはなに?
ウチの施設はグループの社員は格安で使用できました。
勿論、上役も通っています。
お客さんに対してのクレームで部長が出てくるなら素晴らしい。
でも、部長の上司が不快な想いをしたから「お前言ってこい!!」はどうなんでしょう…
僕はその施設では誰よりも低い位置からお湯を撒いていました、自分が日々利用する立場です、他の人の撒き方に疑問を感じていたほどです。
謝罪の後、店長に退職の旨を伝えました。
おわりに…
ブラック企業なんてこの世の中には腐るほどあります。
優良企業を見つける方が難しい、僕は経験上そう思っています。
ブラック・ホワイト、決めるのはそれぞれの判断基準ですが、労働法や契約を守らない企業というのは、やはり黒に近いものです。
どれだけ現場で働いている人が気の良い人たちでも、その人たちから搾取することによって利益を上げる会社というのが五万とあります。
その人達にも家族があり、生活があり、不満がある中でもどうにか折り合いをつけて仕事に取り組んでいる。
本当に暮らしにくい世の中ですよね…
国の構造、政府、大手、下請け、お金の分配構造から、誰かの下で働くというのは搾取を前提として成り立っているものです。
国民は多くを求めてはいない。
最低限の法律、最低限の契約、それさえ守ってくれれば後は自己責任を自己成長の糧にできるんですよ…
納得して働くことさえままならない社会、これが最大の不幸じゃないんでしょうかね…