「北海道にはゴキブリがいない」巷ではそう言われていますね!
道外の人はゴキブリがいないことに対して...
ゴキブリがおらんとか天国か!!
北海道のゴキブリ生存率0%!!
などと盛り上がっていますが、果たしてそれは真実なのでしょうか?
今回は「北海道にゴキブリがいない」と言われる理由とともに、その真実を語っていきましょう!!
Contents
ゴキブリは寒さに弱い
ゴキブリは温かくてジメジメしているところが大好きです!
世間的に言われているように「ゴキブリは寒いところが苦手」なんですよ。
その証拠の一つとして、森林限界を超えた山の頂上付近にもゴキブリは生息していません。
北海道にいないと言われるのと、まさに同じ理由ですね!
ゴキブリの適温は25℃と言われており、30℃を超えてくると飛び回るとされています。
夏場ゴキブリが活気付くのは高温多湿だからなんですよ!
冬場いないのは越冬しているから
冬場はゴキブリを滅多に見かけませんよね…
「冬眠しているから!」なんて言われますが、実はそうじゃない。
ゴキブリは越冬するんです…
では冬場どんなところにいるかというと熱源付近にいます。
常に稼働している電化製品といえばなんでしょう…
そう、冷蔵庫です!
ゴキブリがよくキッチンで出現する理由は、餌があることと、熱源豊富で水っ気があること。
まさに高温多湿、ベストな環境なんです。
冷蔵庫裏がコロニーになっている可能性は高いですよ💦
北海道で見かけないのは成長の機会を奪われるため
ゴキブリは越冬すると言いました。
あら、オカシイですよね、じゃあなんで北海道にはゴキブリを見かけないのでしょうか?
じつはゴキブリには生存に関して、「絶対に守られなければいけない要素」があるんです!
それは「卵の羽化」と「幼体の成長」です!!
ゴキブリは気温が20℃以下になると活動が鈍ります。
適温から遠ざかると筋力は低下し、卵の中の赤ちゃんは殻を破ることさえままならなくなります。
また、気温が10℃以下になると、幼体は成長することされできなくなり、卵の産卵もできなくなります。
ゴキブリの卵は1ヶ月程度で羽化しますが、北海道の夏は短く、たとえうまく羽化できたとしても成長するのが困難なんです。
北海道でゴキブリを見かけないのは、繁殖に適応できないからなんです。
ゴキブリの寿命は1~2年、しかし…
ゴキブリの寿命は1~2年と言われています。
多くの成体は一度越冬できますが、翌年の冬は越えられない。
これは朗報ですよね!
ただ、ここで残念なお知らせ。
メスのが産み落とすゴキカプセルの中には、約25もの卵鞘が入っており、そのカプセルを生涯で15~20回排出し続けるんです…
ゴキブリを1匹見かけたら100匹いる!
そういう格言がありますが、残念ながらそれがメスだった場合、来年は500匹いるかもしれません…笑
おわりに…残念ながら北海道にもいる
悲報です、北海度にも勿論ゴキブリはいます。
札幌を拠点とし、今も勢力を拡大中です。
種は段ボールに忍ばせて運び、熱源付近でヒソヒソと暮らしています。
先ほど説明したように極寒の地では繁殖はできません。
ただ、冬場でも熱源が保たれるホテルや飲食店では余裕で生きていけるので、カプセルの投入は何としても阻止しましょう。
ちなみに、僕は北海道の某ホテルでゴキブリと運命の再開を果たしたことがあります。
ビビッときました、背筋に何かが走ったよう、きっとこれがこ…
残念ながら日本全体はゴキブリに占拠されているので、もしゴキブリが怖いという方はアシダカ軍曹をペットに向かい入れてください(^^)