こんちわ、クロです🐈
今回は「僕のはじめてリゾートバイト」について書いていこうと思います!!
初仕事となった職種はレストランホール!!
北海道の知床半島にある某ホテルでのお仕事でした(^^)
はじめてのリゾートバイトでレストランホールとして働かれる方は特に多いと思います。
そんな方に向けてレストランホールの内情を綴っていきますね!!
Contents
はじめに…僕がリゾバに行こうと思ったきっかけ!!
僕は猫を飼っていたんですが、その子を野犬に殺されました。
その原因を作ったのは実の姉で、夜中の1時頃、姉が外に出したせいでその子は襲われました。
僕が仕事から帰宅したのはその子が連れ去られる15分後、翌日その子はボロボロになって山の上で発見されました。
当時の僕は毎日夜遅くまでサービス残業をしていました。
夜中に出す姉も姉ですが、僕がサービス残業した容認した結果、その子を救えなかったわけです。
その子がいなくなってから、サービス残業させる会社が嫌で嫌で仕方なくなりました。
毎日泣く母、精神ボロボロの姉…
この空間にいたくなくて、すぐさま会社辞めて、遺骨をペンダントに入れて知床にとびました。
知床への移動
現地へはバイクで行きました!!
広島から京都の舞鶴まではぶっ通しで走り、夜中11時頃、舞鶴港より出発しました。
乗船したのは新日本海フェリー「はまなす」、このフェリーで約23時間ゆられて小樽に到着します。
着岸したのは翌日の夜で、バイクでの夜間運転は命にかかわるのでここで一泊。
約一日の航海で体はバッキバキになっちゃいます笑
小樽港の真横には「オスパ」という温泉施設があって、2階の食事処は夜間も開放されていて、お金を払えば素泊まりという形で泊まることができるんです。
布団を借りて就寝しました。
翌朝の4時に起床、そのまま北海道横断して知床にやってきました。
寮生活
ホテルに挨拶に行き、寮の説明を受けました。
内容は以下の通りです。
☑ 火気厳禁
☑ 異性の入室禁止
☑ 契約終了1週間以内に部屋を空けること
ぼろくて汚いワンルームに案内されました。
床は歩くとキシキシ鳴ります笑
せめてもの救いは2階だったということ!!
1階は虫が沢山出たそうです…
やってきたのが8月ということもあり、まぁ熱い…
北海道の建物は雪対策のため、熱がこもるように設計されているんです。
暑い日は室内が40℃まであがることも、クーラーなしで耐え抜きました笑
レストランホールの仕事内容
一日のスケジュール
起床 | 5:30 |
出勤:朝食準備 | 6:00~6:30 |
:朝食 | 6:30~7:00 |
:営業 | 7:00~10:00 |
:片付け | 10:00~11:00 |
:夕食準備① | 11:00~12:30 |
昼食 | 12:30~13:00 |
中休み (仮眠) | 13:30~16:00 |
夕食 | 16:00~16:30 |
出勤:夕食準備➁ | 16:30~18:00 |
:営業 | 18:00~21:00 |
:片付け | 21:00~22:00 |
晩酌・就寝準備 | 22:00~24:00 |
就寝 | 24:00 |
ここからは本題なので少し詳しく書いていきます!!
ホテル勤務は基本「中休み勤務」といわれる就労スタイルとなります。
スケジュールを見てもらえば分かるように、午前と午後の2回出勤します。
お客さんのチェックイン・チェックアウトの前後で人員が必要となるため、その時間に合わせての出勤となるわけです。
中休みは自由時間なので何をしてもいいですが、必ず仮眠をとっておいたほうがいいです。
レストランホールは肉体労働ですので、長時間起きっぱなしだと21:00頃から気分が悪くなってきます。
忙しい職場では朝も早いので、夜寝れない分は昼にカバーします!!
朝食準備
まず、お皿やシルバーの拭き上げをします。
ホテルでの仕事はすべてが連動しているんです。
お食事➡片付け➡洗い場にて洗浄➡乾燥➡拭き上げ
このように汚れた食器類は一度「洗い場」に送られます。
小さな飲食店では数十枚のお皿を使い回して営業していると思いますが、ホテルでは数百・数千枚単位で管理しています。
洗い場に送られたお皿は洗浄機にかけた後、皿ごとに分類されホールに戻ってきます。
拭き上げはホールの仕事ですので、ゴミが付いてないか、黄ばんでないか、欠けてないか、など見ながらササっと吹き上げます。
ここで注意なんですが、ゴミが付いていたからと言って洗い場に文句を言いに行ってはいけません。
あまりにも多い場合は社員に相談してください。
ハッキリ言ってホールより洗い場のほうが数倍忙しいく大変です!!
ホテルによってマチマチですが、朝食は時間が早いので前夜にある程度セッティングをしておくところが多いです。
このホテルの朝食準備は比較的ラクでした。
夕食準備
例のごとく食器類の拭き上げから入ります。
時間をかけすぎないように汚れの付きやすい場所を中心にチェックしていきましょう!
拭き上げが終ると、会場の清掃です。
基本的に上から下、奥から手前に清掃をしていきます。
テーブル、イスを拭き上げます。
この際、窓開けっぱはホコリが舞うのである程度の換気に留めておきます。
高所のゴミを落としたら、床の清掃です。
掃除機やモップ掛けに入ります。
これらの清掃が終ると、30分ほど休憩し会場のセッティングです。
会場のセッティングは営業直前に開始します。
お盆やプレート、箸、シルバーなど所定の位置にセットし、テーブルの準備も同時に進めます。
ドリンク類はコーヒー豆を補充し、インカムつけてお客さんが来られるのを待ちます。
調理人が続々と料理を運んでくるので、すべての品が滞りなく並んだのを確認して営業開始です!!
営業
まずお客さんのお出迎えです。
ホールに入られたお客さんに「いらっしゃいませ!!」と一礼します。
席の割り当てはマネージャーが行いますので、指示された席にお客さんをご案内して簡単に会場のご説明をします。
会場説明は「今後お客さんが通るであろう導線」に沿って流れるように説明していくと良いです。
この際、おすすめの料理を聞かれることが多いので、「旬なもの」「ホテルが売りにしている料理や銘柄」「その土地にしかない特産物」などを頭にいれておくと言葉に詰まらないで済みます。
「手間暇かかってます!」と思わせるような調理法を混ぜるとすごく喜ばれます笑
オススメスポットなどを聞かれることも多いので、誰もが目的とする一大観光地ではなく、その付近の穴場スポットなどを社員や同僚から仕入れておくと役立ちます(^^)
飲食店経験者なら分かると思いますが、忙しい時間帯とそうでない時間帯があります。
音楽の雰囲気を変えて戦略的に流れを作っているホテルもあるので、時間の流れにそった動きをとると場に馴染めます。
ホテルではレストランの利用時間を第1陣、2陣とグループ分けしているところもあります。
1テーブル当たりの飲食時間というのも大体決まっているので、それに合わせてテーブルにお客さんを埋めていきます。
バッシングが何より重要です!!
サービス業では一方的に待たせることが最大の悪ですから。
男性スタッフのほうが力があって歩幅が大きいです。
負担なく多くを運べるので、テーブルは女性に任せて下げに徹すると上手くまわります。
後手後手に回らぬよう、一気に片して一気に持っていくようにしましょう。
時間があるときは、食器をグループごと、残飯は一か所にまとめます。
洗い場が詰まるとホールに食器類が循環しなくなるので、洗い場を円滑に動かすためのここで分けておきます。
洗い場の様子を見て余裕がありそうなら、ホールが忙しいことを伝えた上でそのまま洗い場に持って行っても構いません。
洗い場とより良い関係を作っておくと、ホールも楽になります。
片付け
レストランが落ち着いてきたら、裏に入ってお客さんの見えないところの片付けをはじめます。
モップ掛けやごみ捨てなどの力仕事は男性が率先してやり始めましょう、ホールが円滑に回ります。
あとは洗い場からあがったきたシルバー類を吹き上げたり、ワイングラスを吹き上げたりします。
洗浄機の性能にもよるんですが、余熱で乾かせれるものもあります。
そういうものは簡単なチェックだけでササっと済ませられて楽です。
営業終了までに中のことはあらから済ませて、朝営業の小物を個別にまとめられていると良いペースです。(あとは置くだけセッティングが完了する状態が理想)
お客さんが出られたらすぐ会場の清掃とサーバー洗浄、朝食のセッティングをすれば一日の終わりです。
おわりに… 晩酌は救い
週6勤務、毎日残業を3、4時間してました。
繁忙期の知床は日本人客が多く、ピークを過ぎるとそこから低価格層のインバウンドがやってきます。
バイキング方式のため、食器類は使い放題、中国人客が来ると仕事量が1,5倍ほど増えてさらに震えてました。
給料は手取りで32万ぐらいでした!!
3ヶ月で総支給100万突破です、よー働きました笑
この無茶苦茶な過労死ラインを乗り越えれたのも、昼間の仮眠と晩酌があったからです!!
僕は同世代というよりは、30、40代の人生の先輩方と一緒にいたのですが、たぶんそれが良かったんでしょう!!
同世代との話じゃ絶対に聞けないワクワクするような話が毎日聞けて、これが生きがいになってましたね!!
コーヒーの淹れ方、ウイスキーの飲み方、カメラの使い方、すべてここで教えていただきました!!
リゾートバイトには人生経験豊富なスタッフがたくさんいます!!
若い女の子やイケメンとつるむのもいいですが、様々な経験をもつ中高年の方とご一緒できることこそリゾバの最大の価値なんじゃないかなと思っています!!
リゾバにいくと時々「オーラのある超ハイスペックな人」がいます!
そんな人と仲良くなれると刺激的な毎日が待っているかもしれませんよ(^^)