こんちわ、クロです🐈
今回は佐川急便の委託ドライバーとして働くメリットを紹介します!!
デカタク・代引き・集荷、営業所での問題と、何かとドライバーから敬遠される佐川急便ですが、他社にはない「安定と実力の獲得」ができるという魅力があります!!
・家族を養っていく責任がある
・宅配の仕事を長くやっていきたい
・「端末に頼らなくても配達ができる宅配スキル」を身につけたい
「実力をつける」という意味で、佐川での宅配経験は価値のあるものです!!
業務を行う上で「分が悪い点」も確かにありますが、その全てに意味がない訳では決してありませんので、シッカリとした目を養っていきたい方は是非、佐川急便を検討してみてください(^^)
Contents
佐川急便は安定している
❶ 佐川SDは企業配がメイン、宅配貨物量は安定する
佐川急便のSDは「B to B」をメインに配達を行っています。企業配送で広域エリアを見ることになるため、宅配に尽力するのは難しく、家庭への配送は委託ドライバーに一任されることが多いです。
SDが宅配で持っていくのは、「軽バンに乗りきらない大型貨物」と「本人確認サービス付き貨物」であり、それらを広域エリアで配っています。セールスドライバーと言われるぐらいですから「仕事を取ってくること」を重視され、配達より集荷に焦点を置いています。
結果として、委託ドライバーが配達できる貨物は安定します。ヤマトのように宅配をメインにしているわけではないので、消費者のニーズに合わせてキャパオーバーするということが少なく、一定の荷物量で日々の業務を行えるメリットがあります!!
❷ 宅配戦力は委託、解雇リスクは低い
前述した通り、佐川急便の宅配戦力は委託ドライバーとなります。ヤマトに比べて委託に頼っている部分が大きいので、問題を起こさない限り解雇の心配は少ないです。
上場したことで社員の労働環境健全化に力も入れています。宅配は企業配と全く性質が異なり、長時間労働になりがちですので、労働基準法に守られている社員に走らせていては時間管理が難しいです。
結果、現状としては、委託を優先的に使っていくほうが現実的なので、150個配れる人であれば問題なく続けられるでしょう!!
❸ 宅配では参入障壁高め、経験者は佐川を敬遠、自身は守られる
宅配経験のある人は佐川を敬遠します。経験者は「数配ってナンボ」「落としてナンボ」という性質を理解しているからです。代引き・集荷・デカタク・営業所や端末の問題、数配るには不向きという事実があります。
未経験者は宅配のモノサシを持ちません。委託会社に送り込まれますが、正直、未経験には敷居が高く、問題なく対応していける人材は少ないです。最近は軽貨物参入者が増え、多少流動的にはなっていますが、その分、辞める人も多いので席は空きます。
入れ替わりも激しいだけで、ある程度実力のある経験者を脅かすほどの人材は少ないです。中級者であれば問題なく席は守っていけるでしょう。
最大のメリットは実力が付くこと
❶ 地図を見ての配達になるため、良い習慣が身につく
佐川の端末には、一応ではありますが地図機能があります。ただ、実務で使えるレベルではないので、ドライバーは地図を使って配達を行います。ヤマトであれ、アマゾンであれ、端末システムを重要視し、誰でも結果が残せるシステムを構築しています。
端末が優秀であることは素晴らしいことなんですが、端末に依存していては配達力は身に付きません。地図と伝票を照らし合わせて、記憶に残し、自身でルートを組んで配達を行う。
そうすることでエリア外形や経路が頭に入り、それに付随した番地が把握でき、地図を見なくても配達ができるようになります。この習慣を身につけることこそが最も配達が速くなる方法であり、そうせざるを得ない状況下で働くことこそ最大のメリットだと言えます。不自由であるからこそ実力が付きます。
苦労した分だけ実力が付きますから、何も悪いことばかりではありません。
❷ 狙って落とすことの重要性が理解できる
佐川急便では置き配が厳禁です。現場では暗黙の了解として行われていますが、社員でなけれな置き配クレームは解雇対象、安易に取り入れていくことは推奨できず、自己責任で行うものです。
デカタク・代引き・水、ただでさえ落ちづらく、置き配も許されません。お客さんの在宅時間や帰宅時間を把握して「狙って落とす習慣」が付きます。他社のように周回効率を上げにくいので、少ない工数で確実に落としてくスキルが身に付きます。
これは非常に有用な周回方法で、荷物量が増えれば増えるほど効果的です。持出が150個あって、200配達で終わらせるか、170配達で終わらせるか、工数が30減れば、時間にして50~70分の空き時間を作り出せることになります。
❸ 配達時間が確保しづらいから、生産性を意識するようになる
佐川急便は他社に比べて配達時間の確保が難しいです。遅くまでトラックがピストンしていたり、営業所から配達エリアまで距離があったりして、他社に出遅れてしまう傾向にあります。
積込み場所や担当エリアによっては試行錯誤を施したところで、成果が見込めず、あえて遅く出勤する人も一定数いらっしゃいます。ただ、だからこそ時間意識が身に付きます。
宅配における生産性とは、単位時間あたりの配完数です。分かりやすく言えば、「1時間当たり何件落とせるか」です。30件落とせる人と10件しか落とせない人とでは、時間の使い方に大きな差が出ます。
例えば、9時から60件落とさないといけないとして、配達力がなければ13時までかかります。1時間30件落とせる人であれば、10時から配り始めても12時には午前配達は終了してしまうんです。
配達時間の確保が難しいということは、必然的に周回力を高める必要があり、確実に落としていく必要も出てきます。無駄打ちが許されない状況で働くからこそ、「落とす力」が養われ、それに比例して時間も生まれます。
❹ 「落ちない荷物を持ち出さないこと」の重要性を理解しやすい
「佐川の荷物はデカすぎる…」、そうなんです、ホンマ困ります。だから、デカい荷物を積みすぎると物が乗りません。一般貨物すらデカいんです、そんな中で馬鹿正直に積んでいては、配らなきゃいけない物が配れなくなってしまいます…
持っていく荷物は選り好みしないといけません!!
午前は落ちる荷物だけ持っていき、午後に残り分を持ち出すことになります。この過程を踏むことで「お客さんの在宅時間を知る重要性」に気付き、無駄な持出がなくなっていきます。結果、荷台の荷物量が減り、探すのが容易になります。
落ちない家には行かない訳ですから、ルートは最適化され、生産性も上がるわけです。これが宅配における最適解であり、その精度を高めることこそ、他要因に影響されることのない「ただ一つのラクに稼げるようになる手段」です。
【結】佐川で実力を付ければ、他社でラクになる!!
佐川である程度配れるようになれば、他社での仕事はラクになります。佐川は落ちにくい荷物を扱っているために、良い習慣を付けなければ安定して落としていくことができません。
その習慣を身につけたまま他社に移るわけですから、それはそのまま配完数に大きく影響します。ヤマトは客層が良いですし、アマゾンも置き配が主流、エリアにも寄りますが、確実に落ちやすくはなります。
佐川で実力をつけることができたら、やることは2つに絞られます。良いエリアをもらうか、他社に移るか、2つに1つです。ベストな選択は前者、叶わなければ後者になるでしょう。
安定面を見ると明らかに佐川で良いコースにつける方がベストです。ただ、良いコースは空きませんし、空くまで待ち続けるというのも不確定要素が多すぎてオススメできません。実力さえつけば、問題を起こさない限りどうとでもなりますから、あとは背負うもので決めましょう!!
家族がいるなら待つのも良し、ある程度自由が利くなら、経験値を求めて他社に移るもアリです。宅配の良い所は所属に関わらず、スキルは蓄積され、他業種に比べ流動的に安定的に仕事を取っていける点です。
アマフレであれ、フードデリであれ、すべてが糧となり、それが売上に反映されていく、そんな可能性を秘めた職業です、失敗してもどんどんチャレンジしていけば良いと思います!!