今回はルート組みについて深堀りしていこうと思います!!
ネットスーパーでは大手宅配のように、伝票を千切ったり、専用の端末でルートを組んだりはありません。
地図と配送表を見て、自身で配送順を付け、ルートを組んでいくことになります。
時代遅れと思われる手法ですが、ちゃんと考えてやれば滅茶苦茶速くなって、意外とコレがラクだったりします。
初級編、中級編、上級編の3段階に分けて解説していきましょう!!
【初級編】地図に印付け、線で結んでルート組み
配達場所すべてに印を付け、それを線で結んでいきます。
一通や進入禁止など、注意点を考慮しつつ、自身が車で通るルートを一目で分かるように繋ぎ、そのルートに沿って配達を行っていきます!!
この手法は本当に初級なので、「エリア外形」と「よく利用する道」、「会員さん」を覚えるために行う勉強会みたいなもんです。
一つ一つ確認しながら行うので、組み終えるのに40分程度必要かもしれません…
まずは慣れることを目的として、とりあえず走ってみましょう!!
【中級編】会員さんの名前だけでルート組み
配送表を見て、会員さんの名前で配達順を決定、次は「○○さん」、その次は「△△さん」のようにお客さんを結びつけてルートを組んでいきます。
例えば、配送表に30件分の配達リストが記載されていて、1~30までの番号が振ってある場合、一番目に行く○○さんは3番だから、最初は3、次の△△さんは8番だから2番目は8、というように列挙していきます。
「3、8、6、11、20、13…」というように30件分すべてに番号を振り、それを順に1つ1つ配達しては斜線を入れて、全ての数字を消していくと配達完了という流れです。
1便、2便とあるので、その順番付けに各5分、計10分程度の時間がかかると思われます。
この段階になると地図への書き込みなし、それどころか地図を見ないで配送を行えるようになるので、格段に速くなります。
【上級編】そもそもルートは組まない
順番を付けません、配送表をもらったらそのまま積込みを開始します。
もちろん、イチイチ書き込むことや悩むことがないので所要時間はゼロです!!
荷物を並べる際に今日分の配達先をチェックします。
まず、最後に行くお客さんを頭の中に留め、定まったらケツから5番目ぐらいをすべて把握します。
積込みながら、会員さんの名前を確認、5度積んだ頃にはそれなりに誰の荷物がどこにあるか分かるようになっているはずなので、そこからは「次はこの人かな?」と感覚で積んでいきます。
荷物が減れば減るほど、一目で把握しやすくなっていくため、慣れてくれば問題なく積めるはずです。
初級編・中級編は、お客さんに振ってある番号で積込みを行うので、どこに誰の荷物を積んだのか記憶に残りづらい、故にキッチリと配送順を付けて正確に積んでいきます。
それに対して、上級編は会員さんの名前で積んでいくため、どこに積んだのかが記憶に残りやすく、もし順番が乱れても「あ、この人あの辺に積んだよな?」…と柔軟に対応することが可能です!!
配達順は「宅配の伝票を千切らない配達」と同様で、積込み順にて確認し、記憶と結びつけて臨機応変に対応していきます!!(ネットスーパーでは配送表があるので宅配より容易です)
上級編の時短効果について
配送順を付けなくなると凄まじいほどの時短効果が生まれます。
はじめのルート組みの段階で、初級編では40分、中級編では10分程度の時間を要します。それがゼロになるわけですから、誰よりも早くプラットに出ていくことが可能になります。
さらに、積込み時の話になるんですが、初級編・中級編では、配送順の番号に沿って積込みを行うため、その都度、配送順を確認する手間が生まれていました。「2番の次は3番、その次は6…アレ次は何番だったかな?」というようにイチイチ配送表を再確認して、正しい番号順を律儀に守らないといけません、その確認作業が積込み中に何回あるんでしょうか?
上級編ではそのような手間はないし、そもそも頭が自己処理していってくれるので、肌感ですが、中級編の2倍のスピードで積込みを行うことができます。
ルート組みから出発までの大体の所要時間ですが、初級者で1時間20分、中級者で40分、上級者で25分ぐらいです。
積込みが朝・昼の2回あると仮定すると、上級者と中級者では積込みだけで30分の差がでます!!
1件3分で配るとすれば10件分の差です、これをどうみますか?
僕らは個人事業主、サッサと配って、速攻でお家に帰りましょう!!