こんちわ、クロです🐈
今回は「信号機」についてです!!
配達ルートもあらかた頭に入り、裏道も記憶し、次にやることと言えば「信号機の見極め」になってくるかと思います。
信号機はその地域の交通量によって「切り替わり時間」が異なります。
僕もこの仕事をはじめて間もない時は、なるべく信号は避けるルートを模索していました。
遠回りしてでも信号を避けたほうが早いと思ってたんです、でもコレ、初心者にありがちな「思い込み」です…
慣れたドライバーは「避ける信号機」と「避けない信号機」を明確に区別します。
Contents
信号制御の3要素
サイクル
信号機は「赤⇒黄⇒青」の順に表示が切り替わりますが、この一巡をサイクルと呼びます。このサイクルは基本的に50~140秒で設定されており、交通量の多い交差点であるほど長めに設定される傾向にあります。
スプリット
1サイクルに対して一方向に割り当てられる時間配分を指します(例:主要道路70%、交差する細い道30%)。
オフセット
隣接する交差点間の青信号が始まる時間にズレを生じさせることで、車のスムーズな通過を促します。一方が赤信号に変わった瞬間に、もう一方が青信号に変わる場合はオフセットが0ということです。
「現示」を見極める
信号が切り替わる時間間隔のことを「現示」と言います。この現示を見極めることで利用できる信号機か否かを判断していきます。まずはサイクルが短い信号機かどうかを確認し、信号待ちになる可能性が高ければ、そこは選択肢から消していきます。前述したようにサイクルは基本50~140秒です。裏道を通過するのに140秒以上時間がかかるのであれば、信号を待ったほうが早くなります。
主要道路渋滞時は脇道から合流
渋滞時、主要道路に合流する場合は信号機は利用しないほうがベターです。なぜなら、車の流れが悪いことが幸いして、裏道から抜けて脇から入れば高確率で入れてもらえるからです。混んでいると信号待ちの段階で車が詰まり、2度3度同じ信号機に捕まる可能性があります。使えない信号機は把握しておいてください。
通行量の少ない道路では脇道から合流
裏道を利用し、脇から主要道路に合流することがよくあると思います。ただ、これを交通量の多いところでやると、車が途切れず返って遅くなってしまうことが多々あります。ダラダラ車が絶え間なく流れ、「気付いたら信号機待つよりも時間がかかっていた…」なんて話はよくあることです。そういった場合はサイクルの短い信号機に頼った方が安心です。
信号機を使うか否かの判断について
サイクルが早いということは引っ掛かる可能性も高くなります。停止して待つ分には良いですが、通過しようとして引っ掛かるのは冴えませんね。100m手前から無理やり通過しようとしても間に合いませんし、危険なだけです。なので、その信号機付近の脇道も併せて覚えることをオススメします。信号で車が2~3台止まっている時はすぐ切り替わるので進んで利用してください。100m手前で青信号の場合は間に合いませんから手前の脇道から攻めてください。歩行者信号が点滅している場合も間に合いませんから即ルートを切り替えてください。
交通量の多い道路は信号機も長い
よく渋滞する主要道路が絡む交差点は、サイクル、オフセットも長い上に、スプリットも主要道路の配分が多いです。合流しようにも混みすぎては入れない場合もあります。合流した後もダラダラ走ることになって、時間に追われる宅配業者にとっては精神的によろしくない状態です。こういうイライラが普段しないミスを誘発し、誤配や遅配を発生させます。渋滞エリアが担当地区に入っている場合は、渋滞しない間に配達を終わらせられるようにルートを自身で変更しておいた方が良いですね。
おわりに… 【信号機を理解すると渋滞予測が容易になる】
ルート組みの基本は【一筆書き】【左回り】とよく言われますが、これには渋滞予測が考慮されていません。信号機と裏道、渋滞時間も考慮して道筋を組んでいきましょう。日頃から信号機のことを理解していると、渋滞予測が容易になります。サイクルタイムと交通量の増減を考えていけば、そのエリアの捌くべき時間が見えてくるはずです。在宅率との兼ね合いもあるでしょうが、不在票だけでもいれておくべきなのか否かはココで判断できるようになります、参考までに(^^)